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さ迷い込んだ、見たことのある世界

GW終わってからまた日にちが空いてしまいました。

どうも私が「観たい!」と思う映画って上半期に集中するようですね。すでにもう3つほど観てまして、でもまだ観たいのがあと5つくらい残ってたりします。
水曜休みの特権をフルに使ってますね。お一人様映画もだいぶ慣れたなぁ。


さて、公開は去年でしたが今更ながら感想なんて上げてみました。

「アリス・イン・ワンダーランド」

アリスがどうとかではなかったです。
ものすごく正直なところ、マッドハッター=ジョニー・デップを観に行きました。
そしてもう一度ジョニーを観たくてDVD借りました(笑)

3D上映もされてましたが、去年友人と観に行ったときに3Dの方がすでに満席だったため、あっさり2Dで観ることにしました。


いやー、ディズニーのファンタジーって期待を裏切らないから好きです。
以下例によって例のネタバレ感想です。ご注意を。




私自身、「不思議の国のアリス」って実は幼稚園くらいのときに十数ページくらいしかない絵本でしか読んだことなかったんですよね。
ディズニーのアニメも観たことがなかったのです。キングダムハーツのときも苦労したんだっけなそれで。
話の内容自体はそんなうろ覚えのまま映画館に行きました。


主人公のアリスは、もともと乗り気でないパーティーが自分の婚約を目論んでのものだったことを知ります。
衆人環視のもと、完全に退路を断たれた状況で婚約相手(仮)に指輪を捧げられたアリスは、何とかその場を逃れようと辺りを見回します。
そこで見つけた会場に紛れた白ウサギを追って庭園をさ迷ううちに木の洞に落ちてしまい、ワンダーランドに迷い込んでしまいます。

映画版において、アリスは幼い頃一度不思議の国に迷い込んだことがあります。童話の「不思議の国のアリス」の話ですね。
けれどそれは、彼女の中で「夢の中での出来事」だと解釈されています。
なので再度自分がワンダーランドに迷い込んだときも「これは夢だ」という姿勢を崩しません。ホントに終盤まで。
このときのお父さんとアリスのやり取りがすごく好きでした。
「私、頭がおかしくなったの?」
「そうかもしれない。でも、天才は大抵、頭が変だ

くすっと笑ったのはきっと私だけじゃない。

たどり着いたワンダーランドで、アリスはあの小さくならないと通れない扉に出くわします。
かつても同じことがあったのに、アリスは覚えてないのでそれに気づくまで時間がかかります。
それを見ていたワンダーランドの住人達は、「彼女はアリスじゃない」と言い出します。
それというのも。
現在、ワンダーランドは“赤の女王”の支配下にあります。
赤の女王は身体の割に頭が大きく、それが本人にとっても大きなコンプレックスになっています。
なので傍につき従う人々は極端に鼻や耳が大きかったりするのです。そうじゃないとお気に入りになれないってのもありますが。
赤の女王の支配は恐怖政治。気に入らなければ「首を撥ねよ!」です。現在の政権も、クーデターで奪い取ったようなものですしね。


反対勢力は“白の女王”。赤の女王の実の妹です。
赤の女王が恐怖で人を支配するなら、白の女王はその人柄で人を統治していました。
かつてアリスと出会った面々は白の女王の統治を望んでいます。
運命の日にヴォーパルの剣を持って赤の女王を討ち果たす救世主、それが“アリス”なのだと。
現代で言うカレンダー、要は暦ですが、それにそう記されているのです。
だからワンダーランドの住人はみんなアリスを探してるんです。
白の女王の勢力の合言葉は『ダ・デ・カ・ヘ』=『打倒デカヘッド(赤の女王)』。
私が観たのは字幕だったので吹き替えがどう訳してるかは知らないんですが、なかなかストレートですよね。


ただ、その暦を見るとその救世主は明らかに敵方の化け物を剣で斬り殺してて。
“殺したくない”
その思いから、アリスは「これは私じゃない」って言っちゃうんですよね。
まあいきなり「貴方は世界の救世主です」って言われて「はいそうですか、がんばります」って納得出来るのはRPGの世界だけですよね。
その瞬間にアリスは敵を増やしちゃうわけですが、ハッターだけは信じてくれるんですよね。
ただしハッターは「君は弱くなった」という言葉も突きつけるんですけどね。


ワンダーランドの住人はみんな姿かたちがユニークです。
双子とか芋虫とか。
そして何よりやっぱりマッドハッター!
ちりちりの赤毛に真っ白な顔で奇抜なメイク。
イロモノ役すらきっちり演じきれるジョニー・デップってすごいなあと思います。

あ、赤の女王の下についているハートのジャックも素敵でした。……騎士とか眼帯って素敵ですよね(←お前だけだ)
しかし彼は単なるデカフェチな予感。うーむ。




赤の女王の軍勢に見つかったアリスを庇って、ハッターが赤の女王に捕まって。
ヴォーパルの剣が赤の女王の城にあるとは知らないアリスは、赤の女王の居城に乗り込みます。
そこで大きくなるケーキを食べるんですが、うっかり食べ過ぎて人よりもかなり大きくなってしまうんですね。
当然赤の女王にも見つかるんですが、
「大きすぎてみんなの笑いものにされました。女王様ならわかってくださると思って」
この嘘に女王がものの見事に引っかかります。
「頭の大きなものは大歓迎」
女王のコンプレックスは相当なものです。

途中でジャックに突然迫られてみたり、それをバラされてピンチに陥ってみたり。
この辺りの下りがまるで「家政婦は見た」みたいでした。ジャックの言い訳がまた素晴らしかったですよ。
女王に問い詰められて「あっちから迫ってきたんだ」と責任転嫁。
ジャックの無責任さはまたラストでも浮き彫りになります。眼帯のクセに(何が言いたい)



紆余曲折を経てヴォーパルの剣を白の女王の元に持ち戻ったアリスを、白の女王は歓迎します。
大きくなりすぎたアリスのために女王は解毒剤的なものを作ってくれます。
……が。
これがまた毒薬みたいな材料で。何とかの糞とか骨とか女王の唾とか。
とっても素敵な笑顔で「さ、飲んで?」っていう女王を見たアリスの何とも言えない表情が「飲まなきゃダメ?」っていう本音を何よりも表してたと思います。本気で。


最終的に赤の女王から奪われた王冠を取り戻した白の女王は、ジャックと共に赤の女王をワンダーランド外(果てだったも)を追放します。
そこでジャックが赤の女王を殺そうとするんですね。
「いっそのこと殺してくれ!」
そう叫ぶジャックに白の女王はこう返しました。

「何の恩義があって、貴方を殺すの?」

白の女王は、どんな命であっても“殺さない”という誓いを立てています。
その誓いからすれば、よほどの恩義でもない限り命は奪わないのでしょうね。



後はアリスが元の世界に帰るだけです。

でも。
元の世界に戻れば、アリスには決断しなければならないことがたくさん待っているわけで。
婚約だってある意味途中で投げ出してしまったわけですし。
そのパーティーで、アリスの姉(確か原作ではレイチェルだった気がします。うろ覚えだから違うかもですが)の旦那の白昼堂々の浮気現場を目撃したりもしてます。

そんな現実に、戻る? それともワンダーランドに留まる?

そんな選択があれば例えアリスじゃなくっても迷いますよね。
ほかの住人は何を言うこともなくアリスの決定を待つんですが、ハッターだけは
「ここに残れよ」
って言ってくれます。

それでも、アリスは現実に戻る決断をします。


現実に戻った彼女は、今までよりもずっと生き生きとした人生を歩んでいきます。
やっぱり大きな決断を一度したあとだからか、色々と吹っ切れてますね。
父の残した夢を引き継いで貿易の航路を開拓に行くとか。
最後に出てきた青い蝶がすごく素敵でした。アリスの門出を祝ってるみたいで。


成長したアリスがワンダーランドに戻ったら?
そんなIF世界の話ですけど、アリスがワンダーランドを覚えててそこに憧れてるだけの女の子のままじゃなくって、きちんと現実を見られる女の子なところがいいなあって思いました。
「私の人生は私が決める」
ハッターを助けに行くときに口に出したこの言葉が、その後のアリスの生き様を如実に物語ってると思います。
それまでは、割と不満があっても結局流されて生きてるところがあった感じでしたから。
このタイミングでワンダーランドに行ってなかったら、アリス本来の輝きみたいなものは失われてたのかなって。

アリスには、ワンダーランドに留まるっていう選択肢もあったんですよね。
でも、アリスにとってはワンダーランドって“自分のみている夢”っていう認識です。
だからワンダーランドに居続けることは“現実から逃げる”ことと同義なんでしょう。
それを良しとしないアリスだからこそ面白かったんだろうなって思いました。

それにしてもやっぱりキャラクターが素敵だった。
芋虫やらヤマネやら、チェシャ猫やら女王やら。
背景なんかもすごく素敵で、やっぱり3Dで観れば良かったなあって後悔しましたね。

ジョニー・デップ素敵。パイレーツ最初から観ようかな……(←実は一回も観たことがない)




次はどうしようかな……クロックタワーかコナンか。
書けたら感想なんて書いてみたいと思います。
仕事に余裕があれば。あはははは。


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